過激派組織「イスラム国」の事件に巻き込まれたフリージャーナリスト後藤健二さん(47)の美術作品が、イラクやシリアの子どもたちを支援するNPOの企画でギャラリー日比谷(千代田区有楽町1丁目)で展示されている。後藤さんが伝えたかったことを引き継ごう。そんな思いを込めて。
西アフリカ・リベリアで後藤さんが撮った埋葬される子どもの写真。その周りに宇宙が広がり、本をかたどった額縁に、本物の色鉛筆がちりばめられている。題名は「broken boy」。後藤さんが2010年、グラフィックデザイナーの高津央さんと共同で作り、発表した作品の一つだ。主催のNPO法人ジムネット(日本イラク医療支援ネットワーク)が、高津さんから借りた。(朝日新聞)
後藤健二さんの伝えたかったこと NPOが展示会