自殺予防に取り組む秋田市のNPO法人蜘蛛(くも)の糸(佐藤久男理事長)は、これまで不定期に開催してきた「いのちの総合相談会」を来月から定例化する。
原則として毎月第4週の火?土曜日までの5日間、同市大町の協働大町ビルで実施。定期開催により、悩みを抱える人が相談に来やすい態勢を整える。民間自殺予防団体のメンバーや弁護士、司法書士、臨床心理士が無料で相談に応じる。
総合相談会は、蜘蛛の糸が2009年に始めた事業。「自殺に追い込まれる人は複数の原因を抱えている」との考えの下、弁護士ら専門家と民間団体が連携し、相談者のさまざまな悩みをワンストップで受け止めることを目的としている。(秋田魁新報)
自殺予防、総合相談会を定例化 NPO蜘蛛の糸