「膨大な手間と時間」は昔の話…今は自分の手でサクサク手続き
昨今、自分たちで設立手続きする団体が大多数となっていることを意識してか、代行事務所のページには自分で設立することの「デメリット」が書かれていることがあります。
「ご自身で手続きすると莫大な時間と労力がかかる…」「素人には難しい」
これは「デメリット」として挙げるのに古典的なものです。しかし、残念ながら当てはまるのは10年以上前の話。法施行から数年は使える書式も記載例もなく、役所のほうも実績がないので設立手続きは大変苦労したものです。今では郵送されてくる認証書も、以前は指定日に受け取りに行ったものです。
これに対して現在、書式は無料でダウンロードOK、手引きには記載例や詳しいガイドがついていて、分からないところは都道府県などのNPO専門窓口で丁寧に教えてくれます。
もちろん、初めての方にとって書類作りは不安なものです。しかし、法律の知識がゼロで手続き未経験の団体でも、ファストウェイの音声による解説講座や、代表がカルチャーセンターやボランティア・センターなどで行っている設立講座をお聴きになって自分たちで設立しています。
誰が申請しても縦覧期間2ヶ月、審査機関1~2ヶ月はかかるのです。「代行業者に頼まないと莫大な時間がかかる」ことなどありません。代行事務所は顧客から報酬を得るために「手間がかかって難しい」と宣伝するわけです。しっかり理解してじっくり取り組んでください。