パレスチナで映画製作を行う宮城県のNPOに関する記事。NPO法人設立後の活動は国内に限られることはなく、全世界で可能である。
1年前のイスラエル軍による攻撃で市民ら2千人以上が亡くなったパレスチナ自治区ガザで、宮城県のNPOがこの夏、地元の子を主人公にした映画を制作している。戦闘で心に負った傷に向き合い、前向きに生きるきっかけをつかんでもらおうという取り組みだ。
7月末、エジプトとの境界に近いガザ南部ラファ。気温40度近い暑さの中、主人公の少女ファラッハさん(11)が、爆撃で破壊された電器店の主人と出会うシーンが撮影されていた。
自らカメラを操るのは宮城県名取市の心療内科医、桑山紀彦さん(52)。NPO法人「地球のステージ」代表だ。2003年にラファに心のケアのための事務所を開き、09年には空爆下で緊急の医療支援をした。(朝日新聞)