買い物に困っている高齢者らのため、移動販売車をはじめるNPOの記事。高齢者支援を目的とするNPO法人設立は今後も増加するだろう。
買い物の足がなくて困っている高齢者らのため、千葉県いすみ市で11月2日から移動販売車が動き出す。食料品や日用品など350品目を積んだ車が、週1回のペースで市内約100カ所を回る予定。運営するNPO法人地域支援ネットワークでは、近く長南町でも走らせる方針だ。
同ネットワークは、いすみ市などでスーパーなどを経営する宍倉(本社・大多喜町)が母体。宍倉では昨年2月から大多喜町で、同様な移動販売車を走らせてきた。経産省の地域自立型買い物弱者対策支援事業の補助金を得て、販売車を用意。
町内を月曜日から金曜日まで5コースに分けて回っている。1コースで15カ所ほどの神社や公民館、ゲートボール場などの停留場所があり、そこで店を広げる。とくに要望があれば、個人宅にも訪問する。(朝日新聞)