坂戸市で水辺空間の整備や緑化を進める政策提言をしたNPOの記事。政治活動が主目的のNPO法人設立はできないが、政策提言などは可能。
坂戸市のNPO法人「一二三(ひふみ)富の会」(会員約45人)が、宅地開発の進む市街地に潤いを取り戻そうと、同市中心部で水辺空間の整備や緑化を進める政策提言「緑を生かしたまちづくり(試案)」をまとめ、石川清市長に提出した。
市内の公園、樹林地、道路など百カ所以上を詳細に調査した上、先進七自治体を視察し、大学とのワークショップを経て「実現可能な構想としてまとめた」という。
提言の中心となるのは「坂戸まちなか 水と緑の回廊」構想だ。市中心部を「かぎ形」に流れる飯盛川を軸にした六キロ弱を回廊と設定。
水辺環境の整備や植樹による緑化、既存緑地の保全などを可能な限り行うことで風の通り道や日陰を確保し、景観の向上と快適空間の創出を目指す。(東京新聞)