屋久島 観光トロッコを 地元NPO、森林鉄道活用
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屋久島に観光トロッコを走らせようと奮闘するNPOの記事。NPO法に定められた20の分野のひとつである「観光の振興を図る活動」でのNPO法人設立の一例。

1993年に世界自然遺産登録された鹿児島県・屋久島に観光トロッコを走らせようと、地元のNPO法人が奮闘している。かつて屋久杉の運搬に使われていた安房森林鉄道を活用、減少傾向の観光客を呼び込む目玉にする狙いだ。費用の工面に課題は残るが、一番列車は2018年4月の運行を目指している。

安房森林鉄道は1923(大正12)年に開通。山間部の旧小杉谷集落とふもとの安房地区をつないでいた。70年以降、屋久杉の伐採は原則禁止となり、水力発電所の保守点検や資材運搬を目的に、屋久島電工がふもと側約11キロの区間を林野庁から買い上げた。

沿線には、深さ約200メートルの渓谷や両側に岩壁が迫る区間、柵のない橋がありスリル満点だ。「観光に生かさない手はない」と住民ら約20人が2012年、プロジェクトチームを結成。14年にNPO法人「屋久島森林トロッコ」に移行した。 (毎日新聞)

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