難病の子どもが、家族と安心して楽しく余命を過ごせる療養生活支援施設「子どもホスピス」が2021年夏にも、横浜市内に誕生する。かつて次女を脳腫瘍で亡くした田川尚登さん(62)がNPO法人を立ち上げ、資金集めにも奔走。行政が土地を無償で貸与し、民間が設置・運営する形式で、「夢のような話」(田川さん)を実現させた。
建設予定地は、市が所有する市立大学男子学生寮跡地(同市金沢区六浦東)。約730平方メートルの土地を市が30年間、無償で貸し出し、田川さんが代表理事を務めるNPO法人横浜こどもホスピスプロジェクトが建設、運営する。(神奈川新聞)