水中のDNAを用いて分析へ 魚類調査プロジェクトで海水採取
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鹿児島県沖永良部島知名町大津勘の海岸で4日、魚類調査を目的とした海水採取とサンプル作りが行われた。海水に含まれる生物由来DNA(環境DNA)を抽出、分析して海水を採取した地域の生物を調べる。和泊、知名両町の地域住民18人が参加し、専用の道具で海水をろ過して分析用サンプルを作った。

NPO法人アースウォッチ・ジャパン(東京都)の「環境DNAを用いた魚類調査プロジェクト」(主任研究者・近藤倫生東北大学大学院生命科学研究科教授)の一環。10月中に北海道や沖縄県など全国40カ所でサンプルを採取した後、データを解析し、来年1月末をめどに調査結果をまとめて公開する予定。沖永良部島でのサンプル作りは酔庵塾が実施した。(南海日日新聞)

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