観光客でにぎわう川越市の「蔵造りの町並み(一番街)」から北に五十メートル離れた通称「弁天横丁」(東西約九十メートル)。かつては小料理屋やバーが軒を連ねたが、今は朽ちかけた建物が目立つ。人通りも少なくなった横丁を復活させようと、NPO法人「川越蔵の会」(落合康信代表理事)や新たな入居者が再生プロジェクトに取り組んでいる。
蔵の会は、築百年以上の長屋をリフォームし、飲食店や店舗、シェアオフィスとして若い人に格安で貸し出す計画で、初期費用の一部四百六十万円をクラウドファンディングで募っている。(東京新聞)