コロナ禍でも、音楽の楽しさやつながることの大切さを子どもたちに伝えたい−。船橋市のNPO法人がオリジナルのミュージカルを制作し、二十一日に市内の古和釜幼稚園で初上演した。
新型コロナウイルスの影響で行事などが中止になり、「園児たちが元気になってくれれば」と企画。特産のナシをはじめ、さまざまな果物に扮(ふん)したキャラクターが登場し、園児たちに「誰もに違いがある。違っていいし、その中に小さなしあわせのたねがある」と呼び掛けた。
NPOは、パフォーマンスバンク。「気軽に生演奏を楽しんでもらえるように」と二〇一四年に設立され、地元の音楽家らが関東各地の高齢者施設や保育所、病院を訪れ、コンサートなどを催している。(東京新聞)