三つの指定難病を患う佐賀市の堀江雅章さん(52)が、動画共有サイトに投稿された動画を編集するNPO法人「キャンバス」を立ち上げた。顧客とインターネット上でやり取りするなど全て在宅ワークで、佐賀県内外の障害者4人を雇用している。堀江さんは「障害者とネットはとても相性がいい」と手応えをつかむ。
堀江さんは15年ほど前に難病の「強直性脊椎炎」と診断され、靱帯(じんたい)が骨化する「黄色靱帯骨化症」と「後縦靱帯骨化症」も抱える。車いす生活を送りながら独学で音楽制作ソフトを活用して作曲するなど音楽に関わってきた。「障害者が安心して働ける場を」との思いからキャンバスを設立した。(佐賀新聞)