これからの図書館のあり方を示唆するような、先進的な活動を行っている団体に与えられる「Library of the Year」の優秀賞を、県立津高校図書館が受賞した。学校図書館が単独で受賞するのは全国で2例目という。同賞は知的資源に関わる活動や組織のサポートなどを行っているNPO法人「知的資源イニシアティブ」が2006年から毎年行っており、県内では12年に県立図書館が受賞している。
知的資源イニシアティブは、津高の受賞理由を「時代に即応し、読書と学びの機会を保障する学校図書館運営」とした。同図書館では、コロナ禍による休校期間中に、希望する生徒に本を郵送する取り組みを全国に先駆けて行った。本の郵送に使う「レターパックプラス」の寄付を同窓生に求めたところ、多くのパックが寄せられ、活動が大きく進んだ。(毎日新聞)