南三陸わかめ羊ピンチ コロナ禍に飼料高追い打ち NPO「支援を」
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「南三陸わかめ羊」を助けてください――。東日本大震災の復興支援から生まれたブランド羊肉がピンチに陥っている。新型コロナ禍で羊牧場の収益の柱である観光収入が激減しているうえ、輸入飼料も高騰を続ける。この窮地を救ってもらいたいと、牧場を運営するNPO法人はインターネットのクラウドファンディング(CF)サイト「CAMPFIRE」を通じて支援を呼びかけている。

南三陸わかめ羊は、ミネラルをたっぷり含んだ宮城県南三陸町特産のワカメの茎を混ぜた餌で育てられたブランド羊。ジューシーで柔らかく、クセもなくておいしいと評判だ。羊牧場を運営するNPO法人「さとうみファーム」の代表理事、金藤(かねとう)克也さん(56)は、復興支援のため川崎市から移住。牧場ではわかめ羊を肥育する以外にも、ジンギスカンを楽しめるバーベキュー場やシーカヤック体験プログラムの提供などを通じ、地域の活性化に取り組んできた。(毎日新聞)

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