チェルノブイリ原発事故の被災地支援を続ける名古屋市のNPO法人「チェルノブイリ救援・中部」が、ロシア軍の侵攻を受けるウクライナを支援するため、医薬品などの救援物資を現地に届け始めた。通常の輸送ルートが途絶える中、同NPOはドイツの団体の協力を得て、独自のルートを確立。初めての支援物資の配布を終えたと五日、ウクライナの現地からメールで連絡があった。
同NPOは一九九〇年の設立以降、ウクライナ西部のジトーミルへ医薬品や粉ミルクなどの物資、支援金を送り、物資の配布を担う現地の非政府組織(NGO)「チェルノブイリ・ホステージ基金」と協力関係を築いてきた。(中日新聞)