NPO法人「フードバンク関西」(神戸市東灘区、中島真紀理事長)は、学校給食がなくなる夏休みに備え、県内の生活が苦しい子育て世帯に食品を届ける事業「夏休み子育て世帯応援食品パック」を実施する。賛同して食品を寄贈してくれる企業を募っている。フードバンクは、企業や一般家庭などから寄贈された食品や飲料を、支援を必要とする個人や団体、福祉施設などに届ける取り組み。
事業の対象は、児童扶養手当満額受給(ひとり親世帯)、または住民税非課税世帯(2人親世帯)、もしくは同等の経済状態にある3歳以上高校生以下の子どもがいる同県内の世帯。2021年は420世帯1444人に約4・8トンの食品を、同年冬に実施した「笑顔になる年末食品パック」では、826世帯2371人に約9・5トンの食品を宅配で配布した。(毎日新聞)