日本イーライリリーは9月2日、ケアの必要な家族を子どもが日常的にサポートする「ヤングケアラー」の支援活動を開始すると発表した。ヤングケアラーの支援団体である特定非営利活動法人ふうせんの会とパートナリング契約を締結。同日、神戸本社に招いて、社員向けの講習会やチャリティーウォークイベントを開催した。
同社広報部は、「医療従事者とのつながりを生かし、親の通院に同行する子どもに対して啓発を行うなど、製薬企業の組織力を生かした取り組みなどに発展できればと考えているが、1社ではカバーできる領域や医療機関に限りがあるのが現状だ。ゆくゆくは業界全体の取り組みに広がるといい」と話している。(ミクスonline)