福島市のNPO法人こども緊急サポートふくしまは、市民らが子育ての善意の輪を広げる「お互いさまチケット」制度を導入し、3日から試験運用を始めた。子育て中の母親らはチケットを使い、NPO法人の託児サービスを割引価格で利用できる。恩送りを意味する「ペイフォワード」を地域に広め、世代や立場を越えて助け合う「お互いさまのまちふくしま」の実現に力を注ぐ、市内のNPO法人の活動からヒントを得た。
チケットは1枚300円、450円、900円で誰でも購入できる。チケットは、こども緊急サポートふくしまの事務所に掲示され、訪れた子育て中の母親らが託児サービス料金の支払いに利用できる。3月は需要調査や周知に力を注ぎ、4月から本格的に運用する。(福島民報)