ＮＰＯ法人ルワンダの教育を考える会（福島市、永遠瑠・マリールイズ理事長）は８日、福島市のキョウワグループ・テルサホール（福島テルサ）で国際女性デーに合わせた記念イベントを開催した。ルワンダ歳入庁の元上席国税調査官で現駐日ルワンダ大使夫人のポーリン・ウォイーレメーイェさんらが、男女共同参画社会の実現に向けた女性活躍の重要性を呼びかけた。

世界経済フォーラム公表の今年度の男女格差報告（ジェンダーギャップ指数）で、ルワンダは１４６カ国中６番目に格差が小さいとされている。ウォイーレメーイェさんはルワンダでは憲法などで公的機関の役職の一定数を女性にするよう明記した結果、現在は国会議員の約６割で女性が活躍している成果を強調。意志決定の場への女性の参画推進や、性暴力被害などの課題解決に向けた専門機関の連携の重要性を訴えた。(福嶋民報)