竹製のビニールハウスでメロンを水耕栽培する挑戦が、金沢市小嶺町で始まる。里山保全などに取り組むNPO法人「みんなの畑の会」(同市)の北村敏春理事が、東京都町田市のブランドメロン「まちだシルクメロン」の技術を使って栽培。鳥獣被害を招く厄介者の竹を活用し、金沢でも持続可能で効率的な農業システムの確立を目指す。
小嶺町の休耕田に、金沢で伐採した三百本の竹を使った農業用ハウスの骨組みが完成した。高さ三・一メートル、幅五・五メートル、長さ二十メートル。畑や人家の近くの竹やぶを手入れしたことで、クマやイノシシの出没といった鳥獣害対策にもつながるという。(中日新聞)