留学などで日本を訪れている外国人と交流を深める「こくさいカフェ」が8日、鳥栖市民文化会館であった。参加者約90人がグループごとにテーブルを囲み、くつろいだ雰囲気でおしゃべりやゲームを楽しみながら、お互いの国の文化や風習を学び合った。
市内には県内で最も多い約千人の外国人が生活。昨年5月に少年グループによる留学生への卵投げ付け事件が発覚したこともあり、国際交流グループNPO「RIFA(ライファ)」(山本由子会長)と市民協働推進課が、市民に思いやりの心を広げてほしいと初めて企画した。
参加した外国人はインドネシア、フィリピンなどの8カ国36人。ミニ講演ではネパールのカフレ・サリナさん(20)が母国に男尊女卑の風潮が残り、教育を受けられない女性が多いことに触れ、「世界を変えるのは女性の力。女性が頑張ればどの国もよくなる」と訴え、盛んな拍手を浴びた。(佐賀新聞)