アスベスト(石綿)被害を調査しているNPO法人「ひょうご労働安全衛生センター」(神戸市中央区)が12日、同区の市勤労会館で「震災とアスベストリスクを考えるシンポジウム」を開催した。医師や研究者らが石綿の危険性や今後の対策などについて話し合った。シンポジウムには市民ら約200人が参加。
基調講演で広瀬弘忠東京女子大名誉教授(災害・リスク心理学)が「石綿は震災だけでなく、火災やテロなどさまざまな理由で飛散する可能性がある」と指摘し、「どこに使われているかを平時から把握し被害を最小限にとどめることが重要」と訴えた。(産経ニュース)
神戸のNPO法人「震災とアスベストリスクを考えるシンポジウム」