心の病気への偏見をなくそうと、京都府宇治市のNPO法人「京都南部の精神保健福祉をすすめる会かわせみ」が、中高生向けの啓発冊子「知ってほしい、心の病気のこと。」を発行した。
統合失調症やひきこもりの当事者の声を記した漫画もあり、心の病気で悩む人たちの気持ちに寄り添う接し方を紹介している。心の病気は誰もがなる可能性があり適切な治療で回復に向かうが、偏見が強く、受診の遅れや孤立、いじめにつながっているという。
冊子は中高生に身近な問題として考えてもらうのが狙い。府自殺対策事業補助金を活用し、宇治市や八幡市のソーシャルワーカーや大学教員、京都精華大マンガ学部の学生らが執筆した。(京都新聞)
心の病気、知って理解を 京都のNPOが冊子作成