「自分の治療履歴が一目でわかる」と、がん手帳を手に説明する若尾理事長 がんの基礎知識や病院・支援団体の連絡先が記載され、治療計画が書き込める「がん患者療養生活手帳(仮称)」。
山梨県の委託を受けたNPO法人・がんフォーラム山梨(甲府市)が、今年度中の完成を目指して作成を進めている。がん手帳は、B6判で約30ページ。
表紙には「自分のための記録です。気になる点を記載しておきましょう」と書かれ、がんの基礎知識、拠点病院や支援団体の連絡先などのほか、治療計画が書き込める一覧表などが記載されている。
大腸がん、肝臓がん、乳がん、胃がん、肺がんごとに5種類を発行する予定。検査記録や体調、治療費などを記録することで、患者が自ら受けた治療を客観的に見られるようにすることが狙いだという。(読売新聞)
がん手帳、治療の助けに…山梨のNPO作成中