愛媛県内子町寺村の小田小学校で26日、子どもたちが木に親しむ出張教室があり、6年生14人が木工製作などを通じ身近な里山が抱える環境問題に触れた。
小田深山を中心に自然環境を守る活動を進める「NPO法人ODAの木協会」(小田)の高本師津雄理事長が講師を務め「小田は山が多くて自然豊かに見えるが、森は変わってきている」と紹介。戦後、材木となるスギやヒノキなどの針葉樹が多く植えられ、下草が生えず土砂崩れの原因になっていることなどを伝えた。
子どもたちは、組み立て式の卓上小物入れ作りに挑戦。板に表と裏があることを教わり、教室に金づちの音を響かせた。 (愛媛新聞)
里山環境問題考えた 小田小でNPOが出張教室