上伊那郡中川村の中川文化センターで8日、ダンスミュージカル「だれもしらないみつばちのものがたり」を飯田市のNPO法人「F.O.P」が上演する。ミツバチの群れの消滅・大量死との関連が指摘されるネオニコチノイド系農薬の影響やミツバチの生態を、さまざまな踊りや音楽、映像で表現。人間の暮らしの在り方を問い掛ける。
横浜市の養蜂家後藤純子さんの絵本が原作。植物の受粉を担うミツバチの「小さな命に人間は支えられている」ことを訴えようと、2年前から準備した。7歳~60代の約70人が出演。伊那谷を中心に東京や大阪などからも参加し、制作陣も含め約100人が関わる。昨春から毎月数回の稽古を重ねてきた。
農薬の影響で群れが消え、残された女王蜂がどうなるかを描く。アフリカン、フラ、ヒップホップなどさまざまな踊りと、バイオリン、サックス、アフリカンドラムなど多彩な楽器で生物多様性を表す。(信濃毎日新聞)
飯田のNPO、中川村で8日にダンスミュージカル