金沢と長野、観光タッグ NPOがまち歩き冊子
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北陸新幹線開業を機に約1時間で結ばれる金沢、長野両市が、観光連携を強めている。両市のNPO法人が共同で、まち歩き情報冊子「まちるん」を発行したほか、両市は秋頃に共同で大都市圏で観光PRを行う予定。戦災に遭わなかったことから古い建物が数多く残る文化都市が、互いの魅力をPRし、相乗効果を狙う。

冊子を発行したのは、「金沢観光創造会議」と「長野門前創造会議」。寺久保尚哉・長野門前創造会議理事長が、「兼六園や善光寺などの観光名所を見たら、観光客が市外へ出てしまうのが2市の共通課題。古い建物を上手に活用していることを発信し、街の回遊性を高めたい」と、加茂谷慎治・金沢観光創造会議理事長(50)に呼びかけて実現した。

冊子では、町家や土蔵造りなどの外観を生かしたカフェやレストランなど歩いて訪ねられる両市の名所24か所ずつを紹介。金沢市は、町家を改修してカフェやレストラン、書店などを営んでいる24施設が掲載された。(読売新聞)

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