伊方町のNPO「佐田岬ツーリズム協会」は、蜂蜜を町の特産品にする試みをスタートさせた。サイクリストを誘致する景観づくりも兼ねる。名付けて「佐田岬みつばちプロジェクト」で、三崎港フェリー乗り場近くの県道斜面(4000平方メートル)に、ミツバチの好む菜の花やヤマモモ、ハマビワなど8種類の種や苗木を植えた。
佐田岬は高品質の蜂蜜産地として知られ、周辺には養蜂業者が巣箱を設置しているという。協会も独自に10個置き、商品の開発を目指す。また四季を通じて花を咲かせる計画。現場は佐田岬灯台への経路にあり、宇和海の眺望が楽しめる好スポットでもある。
植樹は、県の「愛媛マルゴト自転車道」事業と連携した「佐田岬・自転車魅力向上プロジェクト」の一環。協会は「新しい地場産品を生み出すとともに、年中花が楽しめるサイクリングコースに定着させたい」と意気込んでいる。(毎日新聞)
蜂蜜を特産品に 伊方のNPO、景観づくり兼ね試み開始