野田村の元臨時職員、下向(しもむかい)理奈さん(25)=同村野田=が代表理事を務めるNPO法人「のんのりのだ物語」が今月から活動を始めた。村の活性化に結び付けたいと、村民の新たな活動の支援や、村内ツアーの企画・調整などを手掛ける。
11日は初の活動として、大漁旗を振って三陸鉄道の列車を歓迎する「のだ村エモーション」に取り組んだ。東日本大震災後、同村には被災地支援で多くの若者が訪れるようになった。下向さんは、そこで生まれたつながりを村全体に広げていこうと同法人を立ち上げた。
法人名の「のんのり」は村の方言で「こぼれるくらい、たくさん」という意味。メンバーは村内の農家や漁業者、会社員ら11人。その一人の大沢継弥さんが代表を務める木工工房「だらすこ工房」=同村野田=に事務所を置いた。(岩手日報)
野田活性化へNPO法人設立 村の元臨時職員ら