農地再生ともに一歩 住民+NPO+東大連携
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東京電力福島第1原発事故で住民が避難中の福島県飯舘村関根松塚地区と、村の復興を支援するNPO法人、東京大の農業工学研究者の組織の3者が近く、除染後の農地利用などで連携・協力する協定を結ぶ。

水田の土壌を調べる活動が既に始まっており「除染後の現状を知ることで、地区再生への一歩を踏み出したい」と住民は期待する。復興に向けて連携・協力の協定を結ぶのは、NPO法人ふくしま再生の会(田尾陽一理事長)と東京大福島復興農業工学会議(代表・溝口勝同大教授)。

2011年から飯舘村佐須地区などの住民と協働し、農地と生業の再生実験に取り組んできた。協定案は(1)具体的な「地域再生計画」づくり(2)実現のための調査や試験(3)産業興しや人材育成-などでの協力を掲げ、関根松塚地区も近く役員会で内容を検討する。(河北新報)

関連記事