難病・障害ある子にキャンプ場を 北杜でNPOが整備進める
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難病や障害と向き合って生きる子どもたちがのびのび遊べる場所をつくりたいと、北杜市内でキャンプ場造りに取り組む活動を支援する輪が県内に広がっている。25日には甲府第一高校の卒業生がチャリティーイベントを主催し、「活動を多くの人に知ってほしい」と参加を呼びかけている。

キャンプ場は、北杜市白州町鳥原に造成中の「あおぞら共和国」。認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワーク(東京都)が、約1万平方メートルの寄付された土地に2011年から宿泊棟の建設などを進めている。

中心となって取り組むのは相模原市中央区の小児科医・小口弘毅さん(63)だ。寝たきりの子どもが宿泊施設などで浴槽に入ろうとすると、「汚い」と周囲の人から言われることがある。

着替えなどで場所を広く使っていると、「あなただけの場所じゃない」と迷惑顔で言われることもあったと話す。難病や障害があっても、子どもたちが「美しい自然の中でのびのび過ごせる自分たちのキャンプ場を造ろう」と考えた。(朝日新聞)

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