医療・介護の人材確保などに取り組むNPO法人おっちラボ(島根県雲南市大東町飯田、矢田明子代表理事)が、雲南市の地方創生関連の委託事業として、訪問看護事業に乗り出す。高齢化率が高い一方、訪問看護師が少ない地域課題に対応し、在宅医療を充実させる狙い。
今春までに県内にU・Iターンした20代の女性看護師3人を配置し、「訪問看護ステーションコミケア」として7月1日にスタートさせる。事業はおっちラボが構想。雲南市が、地方創生に関する国の交付金のうち約2千万円を拠出する。
事務所は、同市三刀屋町三刀屋の空き家を改修して設置。訪問先では、利用者の病状の観察や食事、入浴の介助のほか、拘縮予防といったリハビリを行う。看護・介護に関する家族の悩み相談にも応じる。ITを活用し、24時間対応とする計画だ。(山陰中央新報)
訪問看護事業立ち上げへ 雲南のNPO「おっちラボ」