先日の新聞に、病気などで髪に悩む子どもたちを対象とした、ウィッグのプレゼントに関する記事が出ていた。ウィッグとはいわゆる「かつら」のことで、贈ったのは美容師らで作る大阪市のNPO法人。
抗がん剤の副作用などで頭髪を失った闘病中の女性を対象とする活動は聞いたことがあるが、子供向けのものは初めて知った。何とか費用を抑えて多くの子どもたちに普及することを願う。
このような活動を目指したNPO法人設立が増えることを期待したい。記事は以下。
病気などで髪に悩む子どもたちに、美容師らで作る大阪市のNPO法人がカットした髪の毛でウィッグ(かつら)を作りプレゼントしている。世界に一つだけのウィッグだが、希望する子どもたちが多く、順番待ちの状態が続いている。
大阪市北区の「JHDAC(Japan Hair Donation&Charity)」。2009年9月、事務局長を務めている渡辺貴一さん(44)らが、美容師として社会貢献できないかと考えて設立した。子ども用のウィッグが少ないことを知り、提供を思いついた。
がんの治療や事故、先天性の病気などで髪が少なくて困っている子どもは少なくない。だが、ウィッグメーカーなどでつくる日本毛髪工業協同組合(東京)によると、大手メーカーのフルオーダーだと人工毛で数十万円かかるという。(6月24日・朝日新聞)