6月27日の愛媛新聞の記事より。病気や障がいのある子どもたち、さしてその家族を支援するNPO法人は少なくありませんが、その中でもNPO法人ラ・ファミリエの活動は注目に値するでしょう。
それは自動販売機で飲料水を購入すると、売り上げの一部が寄付金に充てられるというもの。モノを購入すると寄付できるというしくみはこれまでもありましたが、自動販売機の側面に支援を呼びかけるメッセージや絵が描かれている点が注目されます。
このような方法で多くの人々から小額の寄付金を集めることで、子どもも含めた一般の人々の助け合い意識も広まるという効果も期待できるでしょう。今後NPO法人設立を考えている団体にも参考になる記事ですね。
病気や障害のある子どもや家族を支援しているNPO法人「ラ・ファミリエ」(事務局・愛媛県松山市)は26日、飲料水を購入すれば売り上げの一部が寄付金に充てられる自動販売機を県内で初めて、同市大手町1丁目の愛媛新聞社に設置した。
病気を乗り越える子どもたちを社会で支えていこうと、四国コカ・コーラボトリング(高松市)の協力で設置が実現した。販売機の側面には支援を呼び掛けるメッセージとともに、病気を克服して社会人として自立した男性による温かいタッチの絵が描かれている。
26日に愛媛新聞社で発表会が開かれ、ラ・ファミリエの檜垣高史理事(51)=愛媛大大学院医学系研究科地域小児・周産期学講座教授=が「病気などの子どもが社会で自立するのは容易ではなく、多くの困難を乗り越えていくサポートをしてもらう第一歩になる」とあいさつした。 (愛媛新聞)