NPOを作り、活動託したい 松下さん報告会
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6月30日の記事より。アフリカで貧困家庭の子どもたちを支援しているNGOの報告会が行われた。報告会では、センターが行っている子どもたちへの学費支援や給食の提供、路上で生活し薬物依存の子どものリハビリの様子などをビデオを流して解説した。今後、国内でNPO法人設立を目指すという。

アフリカ・ケニアで、ストリートチルドレンや貧困家庭の子どもたちを支援している非政府組織(NGO)「モヨ・チルドレン・センター」の主宰者である松下照美さん(69)の活動報告会が29日、安中市松井田町のバリアフリーペンション「まついだ森の家」であった。

松下さんは、首都ナイロビの北東45キロの町ティカでセンターを運営。近年、ティカはナイロビ・ロードと呼ばれる片側六車線の高速道路が通り、急速に都市化が進んでいる。治安は良くなる半面、社会格差が広がる一方という。

今年、古希を迎える松下さんは、「国内にNPO法人を立ち上げ、活動を若い人に託したい」と思いを明かし、自身は「リハビリを兼ね路上生活の子と農園を始めたい。子どもたちに必要とされるうちはケニアにいたい」と話した。聴講した25人の市民らは「勇気ある女性」の話に熱心に耳を傾けていた。(毎日新聞)

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