市内で放射線量を測定するNPO法人に関する記事。
福島市のNPO法人シャローム災害支援センターは今年度、市内の主な公園40カ所の空間放射線量を測定して公表する活動に取り組んでいる。8日、報道機関に測定作業を公開した。
公開は同市森合のふくしまふれあいパークで行った。センターの吉野裕之さんらが米国の支援団体の協力で購入した放射線量測定器「Hot Spot Finder」を使った測定を実演した。
測定器を手押し車に載せて園内をくまなく歩き、地上10センチ、50センチ、1メートルの3点の線量を実測した。6月から今回までに7カ所で実施しており、結果を現地に看板で掲示するほか、ホームページでも順次、公開している。
市公園緑地課によると、市内の公園では表土の入れ替えや遊歩道の洗浄などの除染が既に行われたが、放射線への不安などから東京電力福島第一原発事故前と比べ、利用者は減少しているという。(福島新報)