新しい様式の墓を提案しようという目的でのNPO法人設立に関する記事。
一関市は7日、みんなの寺(同市真柴字矢ノ目沢、小野寺恵美理事長)にNPO法人の設立認証書を交付した。関係者が墓石事業に携わる中で、「子供がおらず墓石は建てない」「子供が遠方に住み、墓守りできない」との声があったという。
近年墓に対する意識が変化し、簡単な墓や合祀(ごうし)墓地を選択する例も多くなる中、新しい様式の墓を提案しようと発足。寺に頼らない葬儀や埋骨の様式も紹介する。
市内の寺や関係者の協力で、同市真柴字吉野沢の霊園の一角に敷地を確保。合祀(当初個別墓地に納骨し、1年後に合祀)と個別納骨(簡易な銘板に名前を彫刻し33年間埋葬、その後合祀)の二つの方式で受け付ける。墓代以外の年間管理料は不要。(岩手日日新報)