岡山のNPO法人が被虐待児を支援する討論会を開いたという記事。子どもの健全育成を目的としたNPO法人設立も少なくない。
虐待による親権剥奪などで親権者を失った子どもたちを支援する「NPO法人岡山未成年後見支援センターえがお」は28日、被虐待児らのケアの拡充に向けた取り組みや課題について意見を交わす公開討論会を岡山市内で開いた。
メンバーら約30人が参加。岡山弁護士会子どもの権利委員会の石倉尚委員長、NPO法人県里親・里子を支える会の松本芳也理事、岡山市里親会の河田一郎会長の3人をパネリストに討議した。
石倉委員長は、専門家の力で子どもの権利擁護に努めるネットワークの創設を視野に、組織づくりや活動内容に言及。松本理事は大学と連携した里親の支援活動を発表し、河田会長は里親の高齢化を踏まえ「次世代につなげていく手法を考えるべきだ」と訴えた。(山陽新聞)