成果発表会を行った、子どもたちの学習を支援するNPO法人の記事。フリースクールなど、子どもの学習支援目的でのNPO法人設立の役割が増している。
厳しい経済状態にある家庭の子どもたちの学習を支援するNPO法人エンカレッジの成果発表会が5日、浦添市産業支援センター「結の街」であった。県や市町村の委託を受けた県内5教室の無料学習支援塾に通う小中学生約50人が活動を発表した。
夢や学習への意欲を持てなかった子どもたちが、塾での学びを通して仲間と明るく前向きに夢に向かうようになった様子に、会場からは大きな拍手が湧き上がった。エンカレッジは自主事業を含め8教室に342人が通う。
生活習慣の改善や生徒が企画・運営するイベント活動を行い、社会で活躍する人材育成に力を入れる。県内生活保護世帯の高校進学率が80%台にとどまる中、2014年度に受託した生徒の進学率は99%と成果を上げた。(琉球新報)