第一線で働く経営者を招いた「宇宙ビジネス産業化勉強会」を始めたNPOの記事。宇宙産業で地域を活性化するという目的でのNPO法人設立は珍しい。
宇宙産業で桐生市を活性化する可能性を探っている市内のNPO法人「キッズバレイ」が、第一線で働く経営者を招いた「宇宙ビジネス産業化勉強会」を始めた。第一回があった今月上旬には、小型人工衛星の開発に取り組むベンチャー企業「SEL」(東京都大田区)の金田政太代表が市内を訪れ、成長する宇宙産業の現状を紹介した。
勉強会は若者世代の支援を通じて地域活性化を目指すキッズバレイが、宇宙開発ベンチャー企業と提携して進めてきた「桐生宇宙プロジェクト」の一環。
キッズバレイの積田(つみた)有平副代表理事は「公共事業に頼り、伝統産業にしがみ付いているだけでは地域の強さは出てこない。新たな基幹産業をつくり、雇用創出を図りたい」と狙いを語る。(東京新聞)