福祉作業所を運営している佐賀県のNPOが小中学校にカレンダーを贈ったという記事。公益を目的した団体であっても、かならずしもNPO法人設立が必要ではなく、任意団体として活動することも可能である。
障害者の自立や社会参加を目指し、福祉作業所を運営している佐賀県鳥栖市幸津町の「NPOわかば」が21日、市内全12小中学校の各クラスに飾ってもらおうと来年のカレンダー約350部を市教委に贈った。
カレンダーの原画は、20~60代の施設利用者27人のうち12人が担当。1月分は「あけましておめでとう」の文字とともに羽子板や鏡もち、コマなどの折り紙を貼って仕上げた。そのほかの月も季節感を大切に約2カ月かけて完成させた。
カレンダーの制作費は、創立20周年を迎えたわかばを支援しようと、同市原古賀町の岡本晴夫さん・操さん夫妻から贈られた寄付を活用した。(佐賀新聞)