再生可能エネルギー普及に向けて活躍する専門家を育てる事業を始めるNPOの記事。再生可能エネルギー普及を目的としたNPO法人設立も増加傾向にある。
飯田市のNPO法人「南信州おひさま進歩」は2016年度、再生可能エネルギー普及に向けて活躍する専門家を育てる新事業「飯田自然エネルギー大学」を始める。
太陽光発電や水力発電など環境ビジネスを展開するには法律や金融などの知識が必要なため、国内の大学などから専門家を招いて講義を開催。市民出資を活用して太陽光発電普及を進めてきた同市を拠点に、再エネ事業の担い手を育てる。
当面は任意の活動だが、将来は正式な教育機関に移行することも視野に入れる。新事業は来年5月から始める計画。飯田市馬場町の旧飯田測候所を主会場に月1回の講義を予定する。
講師には、環境経済学が専門の諸富徹・京都大教授をはじめ、社会的課題の解決を目指す「ソーシャルビジネス」や金融などの専門家を招く。(信濃毎日新聞)