発足5年目を迎えた「佐賀排泄(はいせつ)ケアネットワークの記事。この団体のように任意団体として活動し、その後NPO法人設立に到る団体は少なくない。
介護や看護が必要な人の排せつ管理の質向上を目指す「佐賀排泄(はいせつ)ケアネットワーク」が発足5年目を迎えた。医療、福祉関係者らが適切なおむつの使用法などを学ぶ年2回のセミナーはこれまでに延べ約1200人が参加した。
来年度からは補助金に頼らないNPO法人として活動し、科学的根拠に基づいた質の高い排せつケアの普及を図っていく。佐賀大医学部や行政、医師会などでつくる同ネットワークは2011年に発足した。
排尿管理、おむつ着用などについて医師や看護師、介護士らを対象とした実習形式のセミナーは昨年までに計10回実施した。自治体のおむつに関する補助制度や福祉トイレマップなどを紹介するウェブサイトも作成し、啓発と役立つ情報の発信に努めてきた。(佐賀新聞)