DV家庭の子どもを対象にした心のケアのための教材を制作したNPOの記事。DV家庭の子どもへの支援を目的とするNPO法人設立の一例。
親が配偶者や交際相手から暴力(DV)を受け、自宅から離れざるをえなくなった子どもを対象にした心のケアのための教材「私の青いノート」を、長崎市のNPO法人DV防止ながさきが作った。
DV家庭の子どもへの支援は制度化されておらず、模索する全国の施設や支援団体から注文が相次いでいる。 DV防止ながさきは2002年から被害女性の相談や生活再建の支援などに取り組んでいる。
理事長の中田慶子さんによると、シェルター(緊急避難施設)などに逃れてきた母親たちは今後の生活への不安などで切羽詰まり、子どもに避難した理由や自身の気持ちを説明する余裕がないことが多い。
シェルターのスタッフらも、手続きや母親とのやりとりに追われ、子どもに向き合う時間が取りにくいという。(朝日新聞)