佐賀県に進出することになった人道支援CSO(市民社会組織)に関する記事。NPO法人設立後の活動領域は国内に限られず、海外でも可能。
世界各地の紛争や大規模災害で活躍している有力な人道支援CSO(市民社会組織)が佐賀県に進出することになった。アジア各国が参加する災害支援ネットワークの日本法人の本部を佐賀市に置き、佐賀空港を拠点として支援物資の輸送など国際協力を展開する。2日、佐賀県との進出協定を締結した。
進出したのはNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」(広島県)と、その姉妹団体として新しく設立した「アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)・ジャパン」。
PWJはイラクやスマトラ島沖大地震の被災地をはじめ、20年にわたり27カ国で人道支援を展開してきた「支援のプロ」による世界的な非政府組織。年間予算規模は約60億円に上る。現在は広島県に本部を置き、過疎地再生や動物保護などの国内事業にも取り組んでいる。佐賀は東京に次ぐ国内2カ所目の支部となる。(佐賀新聞)