若者目線で「性」伝える NPOが高校・大学で出前講座
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出前講座を続けているNPOの記事。このような「性」を伝える活動もNPO法人設立の事業として有意義である。

 高校生や大学生に正しい性の知識を身に付けてもらい、予期せぬ妊娠や性感染症を防ごうと、若者グループが出前講座を続けている。自分の経験も隠さず打ち明け、同じ目線に立って伝える講座は「少し年上のお姉さん、お兄さんなら、親や先生より気軽に性の話が聞ける」と好評だ。

「もし、今みんなに子供ができたら、笑顔で迎えられるかな」。昨年11月、神奈川県立港北高校(横浜市)。3年生の男女約280人にNPO法人ピルコン(東京)の代表、染矢明日香さん(30)が語り掛けた。厚生労働省の調査では、14年度に行われた人工妊娠中絶は約18万1900件。減少傾向ではあるが、年代別で最多は20~24歳の約4万件で若い世代が目立つ。

これまでピルコンの講座を受けた全国の高校生らは3千人を超える。染矢さんは「私の経験は、性経験があれば誰にでも起こりうる。相手と自分の人生に大きく関わることだから、正しい知識を身に付け、パートナーと安心できる関係を築いてほしい」と願っている。(日本経済新聞)

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