ミカンの植生調査やカツオ漁にドローンを活用する実証実験を行うNPOの記事。科学技術の振興もNPO法人設立の際に選ぶ分野の一つ。
小型無人機「ドローン」の活用促進を目指して産学でつくるNPO法人「ふじのくにSKYイノベーション」(浜松市中区)が発足し、2016年度にミカンの植生調査やカツオ漁にドローンを活用する実証実験に取り組む。
生産性向上や経営効率化に向け、先端技術を駆使した新しいビジネスモデルを提案し、一次産業の活性化につなげたい考えだ。カツオ漁の実証実験は、静岡市の水産研究機関や焼津港に拠点のある漁業会社と共同で実施する。
カツオを巨大な網で囲い込む「まき網漁」で、魚の群れを探す際にドローンの空撮映像を活用する。ヘリと操縦者をセットでレンタルすると、漁業会社一社あたり年間6000万円ほどの費用がかかる。ドローンに切り替えることで、大幅なコスト削減が見込めるという。(中日新聞)