子どもの緊急避難先として本島内にシェルターを開設したNPOの記事。子どもの健全育成を図る目的でのNPO法人設立。
親からの虐待などで、安心して生活できる場所を失った子どもの緊急避難先として、NPO法人子どもシェルターおきなわ(横江崇理事長)は9日までに、本島内にシェルターを開設した。
中学校卒業後から20歳ごろまでの少女が対象。現在、虐待を受けた16歳の少女が入所している。沖縄弁護士会の弁護士でもある横江理事長は「居場所を失った子どもを救える施設がようやく整った」と意義を語った。
児童福祉法は18歳未満の子どもを対象にしており、家庭内暴力(DV)などを受けた18歳から20歳未満の子どもを保護する制度や施設は不足している。現在、同シェルターは全国に15カ所あり、沖縄は大阪と同じ4月1日付の開設で14番目。3人程度の受け入れを想定している。 (沖縄タイムス)