気仙沼で孤立化対策に取り組むNPOの記事。子育て支援のNPO法人設立。
東日本大震災の翌日、7カ月の長女のミルクを買い求めに行った薬局の棚は、買い占められて空だった。
宮城県気仙沼市の佐藤賢さん(39)は同じように途方に暮れる母親を目にして、ミルクなどの寄付を募って被災した母親に配るボランティアに乗り出した。
あれから6年。活動は、小さな子どもを持つ母親が子連れで働ける場を提供するNPOに成長した。
NPOは佐藤さんが理事長の「ピースジャム」。妊婦や小学校に通う前の子どもがいる母親に、ジャムやエプロン、赤ちゃん用タオルなどを作る工房で働いてもらい、東京のデパートや通販などで売っている。(西日本新聞)