NPOで活動を始める難病患者の記事。
歩くときにふらついたり、ろれつが回らなかったりと、日常生活に支障を来す進行性の神経難病「多系統萎縮症」を患う実光真路さん(55)=神戸市垂水区=が、病気などで同じように悩みを抱える人を語りで支えるNPO活動を始める。「人は傷ついて生きるもの。その傷つきをどう人生に意味付けるかを語り合いたい」と情熱を燃やす。
活動の柱は講演と座談会。「こころの成長」「出会い(エンカウンター)」をキーワードに、病気をどう捉えて生きるか、看病や介護を受ける立場になって気付いたことを語り合う。高校や大学での出前講座も企画する。(神戸新聞)